人間ドックにかかる・健康診断を受ける
定期的に人間ドックにかかったり健診を受けてますか。健康に気を遣って毎年、必ず受ける人があるかと思うと、全く受けない人がいます。中には「健診を受ける意味はない」と言い切る人もいて、有害論を説く本もあるくらいです。メタボ健診も好評とは言えない状態です。
「健診なんて意味がない」。果たしてそうなのでしょうか。検査データの細かな数字だけで健康状態が判断されるわけではありません。健診結果が良くても病気になる人がいっぱいいます。確かに、例えばコレステロールの値だけに拘わる意味はないでしょう。しかし異常値とされる値が、何の根拠もなく弾き出されたものでないのも確かです。
特定健診、俗にいうメタボ健診も、単なる机上の理屈だけで組み立てられたものではなく、また健診の効果もある程度検証されています。身近な人達の証言だけで「意味がない」と決めつけるものでもないでしょう。
ドックや健診は何のために受けるのか。がんの早期発見という意味があります。病気を早めに見つけるということは大切なことです。さらに重要なことを多くの人々が見落としているような気がしてなりません。それは自分の身体を知っておくということです。
毎年の検査結果で身体の変化が分かります。平生の状態を知っていれば、検査値の示す警告の意味も分かって来るでしょう。病気の前兆を知る。そういった効果は大きいと思います。そして生活習慣です。単なる健康オタクでは人生が楽しくないでしょう。無理をしない範囲で、どんな生活を送るべきか、それを知る手がかりがドック・健診にあります。
健康のためと、無理なジョギングをして心臓の病気で亡くなった方もいます。食べるものも人によって健康に良いものの内容は異なるはずです。人の身体はそれぞれ違うもの。先ずは自分の身体を知りたいものです。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
専門医はどこにいる?-医療機能情報提供制度をご存知ですか? 2010.9
専門の先生に診てもらいたい。そんな時、専門医情報をどこで集めますか?多くの場合、近所のかかりつけ医のところで紹介状を書いてもらいます。かかりつけ医とは健康に関する相談・アドバイザーだからです。かかりつけ医を持っていない場合、ちょっと詳しく調べたい場合はどうでしょうか。
ネット検索で当ってみるのが一般的となってきました。友人知人の伝手でいろいろな情報を集めることもあるでしょう。口コミ情報の収集です。雑誌などの記事に頼る場合もあります。ただし、このようにして集めた情報は玉石混交の可能性もあります。どうやって見極めていきますか?
学会が認定した専門医ならば、その分野のプロといえます。そういった専門医はどこにいるのか。女性だから女医さんの情報が知りたいとなれば、それも調べられます。休日夜間診療所はどこにあるの?から、ホームステイしている外国人が病気になったが外国語で診療を受けられる病院は?に至るまで、さまざまな疑問に対して答えてくれます。
大阪府の場合は「大阪府医療機関情報システム」という名称で、兵庫県は「兵庫県医療機関情報システム」、京都府は「京都健康医療よろずネット」という名称でHPが立ち上がっています。家の近くにある専門の先生、それが意外と簡単に見つかるかもしれません。
大きな病院などでは「医療機能評価」という公的な審査を経て、その評価内容をHPに掲載しているところもあります。医療機関は宣伝広告の内容が規制されていて、なかなか内容が分からないという声もありますが、一方で情報公開が進んできています。早速、ネットでの検索から始めてみませんか。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
評判の先生を探すには -名医リスト・病院ランキング本は使えるか 2010.7
自身が、あるいは家族が病気になった時、腕の良い信頼できる先生は、どこにいるのかと評判を聞いて回った経験は、どなたにもあると思います。意外に難しいことだと感じる方も多いのではないでしょうか。
名医リスト特集が週刊誌に載ったりします。病院ランキング本が出版されることもあります。頼りになる存在なのでしょうか。評価は難しいと思います。信頼できるものもあれば、残念ながらそうではないものもあります。例えばネット調査でのランキングでは、若い年齢層のよく通う産婦人科や小児科が上位に来る傾向があるのではないでしょうか。
患者さんの満足度で評価する。これは必ずしも治療実績に通じるものではありません。待ち時間対策をよく考えているから、医療水準が高いわけではありません。満足度というものは主観的なものになりがちだと知る必要があるでしょう。
いわゆる口コミが最も信頼できると考える人々は多いでしょう。病院やクリニック側も 口コミには気を使います。患者さんは関係者の前では思ったことを言わないものですが、知人・友人にははっきりと言うものです。本音で語られる口コミでの評判が信頼できるとされる所以です。ただ、患者さんの言うことをよく聴いてくれるから良いのか、腕の良い専門の先生を紹介してくれるから良いのか、評判の内容をよく確かめる必要があると思います。
クリニックの先生では、やはり患者さんのことをよく理解してくれて適切な専門病院を紹介してくれる先生が頼りになるのではないでしょうか。評判に頼るだけでなく、例えば健診などで訪れて、自分自身で確かめてみるという方法もあります。いくら良い先生でも相性が悪くて‥ということもあるでしょう。
神の手と言われるような名医に手術してもらいたいという時はどうでしょう。個別の先生もですが、病院の評判がより大切と思います。HPなどに治療実績が掲載されていたりします。自分で確かめる、それが大切です。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
在宅での療養は不安です‥
-「在宅療養支援診療所」をご存知ですか? 2010.4
入院といえば昔は1ヶ月も2ヶ月も病院に入ったままだったものですが、最近では「治療は終わりましたから早く退院してください」と言われて途方に暮れる患者・家族もいらっしゃいます。リハビリ病院や老人ホームなどの施設に移れれば良いですが、自宅に帰って療養するとなるとどうでしょう。
在宅での療養。元の自宅でなく高齢者住宅などに入居してのケースもありますが、ナースコールもない、先生がすぐに飛んで来てくれない、そんな在宅での療養が不安だというのは自然な思いです。でも家が一番、というのは誰しもが思うこと。気持ちが落ち着くのは、生活する場で過ごすからです。ホッとする場所での療養。安心できる仕組みがあれば良いのにな、とお思いになるでしょう。
「在宅療養支援診療所」をご存知でしょうか。名前はお聞きになった方も多いと思います。要するに先生が定期的の訪問してくれて、24時間対応の体制が整っている診療所(クリニック)のことです。夜間に容態が急変した時も訪問看護師に連絡すれば適切な対応をしてくれます。必要な場合は先生が飛んで来ます。緊急入院先の提携病院もあります。
最近はクリニックも増えて競争が激しくなってきました。そのせいもあるのでしょうか。大阪府下などでは在宅医療を手掛けようと、多くのところが在宅療養支援診療所の届出を行なっています。その数は1,000院以上です。もちろん積極的なクリニック、一応、名乗りだけ挙げておこうかという開業医とさまざまですが、安心して在宅療養できる体制をサポートしようという先生が増えて来ているのは確かです。
入院した病院にある地域連携室に相談したり、先の紹介したワムネットなどで検索して問い合わせてみたりしてはいかがでしょう。在宅での療養をサポートする仕組みはパーフェクトではないかもしれません。それでも在宅療養支援診療所の存在は助けになるはずです。諦めずに調べることから始めてみませんか。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
「ワムネット」をご存知ですか?
-ネットで役立つ情報サイトを知ろう 2010.3
ワムネットをご存知ですか。独立行政法人の福祉医療機構の運営している福祉・保健・医療の情報サイトのことです。何かと便利な情報源として私たちはよく利用しています。 例えば、親が在宅で療養する場合に、どこに診てくれる先生のクリニックがあるのか、で悩むことがあります。遠方に暮らしている場合など、情報が不足していますから不安になります。ワムネットでは、24時間対応してくれる在宅療養支援診療所を調べることが簡単にできます。介護施設の情報も豊富です。外部の機関の評価(外部評価)結果も掲載されていて、どこの施設が適当なのかを判断するのに役立ちます。
民間企業が運営している医療機関などの情報サイトも数多くあります。概要を知るだけなら、それで十分に役立ちますが、より詳しい情報を知ろうとする時、また細かな行政の情報を調べる時にワムネットの情報量は圧倒的です。医療や高齢者介護だけでなく、障害者福祉や児童福祉の関係も網羅されているので、あちらこちらのサイトを巡らなくてすみます。一度、覗いてみてはいかがでしょうか。
>>ワムネット http://www.wam.go.jp/
この他に医療機能情報提供制度という仕組みがあって、各医療機関の所在や診療時間だけでなく、専門に関する情報から実績情報まで、かなり細かい情報が都道府県の開設する専門サイトに掲載されるようになっています。
例えば兵庫県の場合、「兵庫県医療機関情報システム」という名称で、府下の医療機関の一覧情報を公開しています。
>>「兵庫県医療機関情報システム」
医療と福祉に関する情報、特に個々の医療機関の情報ベースに、一覧的にアクセスすることは難しいことでした。知り合いを頼りに、また口コミ情報を求めて苦労した経験は、誰にもあることです。もちろん、かかりつけの先生に相談することをお勧めしますが、ネットの時代、情報も、こんなに手軽に手に入れることができるようになった、そのことを知っておけば安心ではないでしょうか。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
「退院してください」と言われたら-どこに相談すれば良いのか 2010.1
社会的入院が問題となって、最近では一定の治療が終わると早期の退院を迫られるようになりました。しかし、家の構造や家族の事情などで退院しても行く場がないと途方に暮れる患者さん、ご家族が多くいらっしゃいます。どうすれば良いのでしょうか。
しっかりした病院であればMSW(メディカルソシャルワーカー)という相談担当者がいます。早めに遠慮なく相談することが大切です。介護が必要な高齢の方であればケアマネージャーという介護プランの専門家に相談することをお勧めします。市役所に問い合わせる、あるいは民生委員に訊いてみるなどされてはいかがでしょうか。医師は医療の専門家ですが、介護のことのプロがケアマネージャーです。
最近は、在宅での療養をサポートしてくれる開業医の先生が増えてきました。在宅療養支援診療所という登録をしているクリニックでは、24時間365日サポートの体制を採っていて安心できます。MSWに教えてもらってはいかがでしょうか。役所やインターネットでも調べられます。在宅医療を手掛ける先生と訪問看護師の連係プレーで、多くの独居の方も安心して生活しています。退院後も引き続いて治療を受けなければならない場合は、病院の先生に相談して信頼できる開業医の先生を紹介して頂くことが肝心です。
施設に入所しなければならない場合、リハビリを継続して受け続けなければならない場合など、施設不足もあって困り果ててしまうこともあります。一方で、低廉な有料老人ホームや高専賃と呼ばれる高齢者住宅の整備も進んでいます。独りで悩んだりせずにMSW、市役所や民生委員、ケアマネージャーなどに積極的に相談することが的確な情報入手と問題解決への近道です。厚生労働省所管の法人が運営するワムネットというサイトもいろいろと情報が載っています。
http://www.wam.go.jp/
ワムネットについては、改めて紹介します。とにかくいろいろな手があり、そのための情報を入手することが大切なのです。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
診療科は何を教えてくれる?-専門や得意分野が見えてきます 2009.8
クリニックには「内科・小児科」とか「胃腸科」とか、いろいろな看板が揚がっています。そこの先生がこの分野を診ます、という診療科の名前です。目に問題ある時は眼科を、肌のアレルギーがある時は皮膚科のお医者さんに診てもらうことと思います。でも意外に無頓着な患者さんも多いようです。そんな覚えはありませんか。
診療科には、院長先生の思いが込められたりしています。例えば「循環器科・消化器科医・呼吸器科」は心臓や血管を専門にしてきた先生の場合が、比較的多いとされます。得意分野は真っ先に書く傾向があるからです。「内科・胃腸科」の場合は消化器外科の出身だったりします。少し重い胃腸の病気の時、専門病院とのパイプが太いかもしれませんね。
単なる「小児科」ではなく「小児科・アレルギー科」はアトピーに強い先生かもしれません。このように「名は体を表す」なのです。診療科名で当たりを付けて、院長先生の専門を問い合わせてみるのも良いかもしれません。
最近は見慣れない診療科も登場しています。お気づきの方も多いかもしれません。内科でも、漢方を得意にする先生のクリニックが「漢方内科」を名乗っている場合があったり、女性の病気に強いクリニックが「女性内科」という看板を揚げていたり、「糖尿病内科」と得意分野をズバリ打ち出しているクリニックもあります。以前は規制があったのですが、最近はかなり自由に診療科を名乗れるようになったので、いろいろな診療科が登場しているというわけです。
たくさんの診療科を名乗っているところもあります。新しいクリニックの場合、規制に則って専門の分野を、1つか2つだけ、大きな文字で書くことになっています。小さな文字で書かれている診療科は、サブの診療科というわけです。
診療科だけではありません。各分野の学会が認定した専門医や認定医、専門外来、例えば「不整脈外来」や「アレルギー外来」を掲げている場合もあります。細かに見て行けば、どのクリニックにかかってみれば良いか、ネットなどと合せて情報収集すれば役に立ちそうです。クリニックの看板はいろいろなことを教えてくれます。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
頼りになる看護師さん-気軽に相談できる健康コンサルタント 2009.7
お医者さんに診察してもらう時、どうしても緊張してしまうという方も多いでしょう。しんどくてたまらないのに、難しい専門用語を使って病状を説明されても頭に入らない、という経験もよくあること。でも先生は多忙だし、一生懸命、説明されるので、分からないことを質問するのは気が引けてしまう、というのが普通の患者さんの立場だと思います。
何か良く分からないまま「分からないことはありませんか」と訊かれても「いや、特にないです」と答えてしまうのが人間の性というものでしょう。皆さんは、そのまま病院やクリニックを後にされていませんか?自分の身体だから、やはり病気のことは知っておきたいものです。安心したいから病院に行くということは、よくあります。熱が下がっても、なぜ熱が出たのか知りたいから診察を受ける、といったことです。だから分からないまま帰って行くのは不本意でしょう。
あるクリニックでは、看護師さんがお帰りになる患者さんに声を掛けています。「今日の診療で何か気になることはありませんか?」と一声を掛けるのです。看護師さんなら気後れすることなく、分からないことを尋ねることが出来るのではないでしょうか。看護師さんの知識は大したものです。経験の浅い若い先生より、ずっと広く深い知識を持っていることがあるよ、とベテランのお医者さんが言います。健康のコンサルタントとして頼ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、看護師さんも暇ではありません。独占して、他の患者さんに迷惑を掛けるわけにはいきません。でも正直に「先生の話、ここが分からなかったんですけど」と質問してみてはいかがでしょうか。大概は、ニコっと微笑みながら教えてくれることでしょう。彼女らは心から「お大事に」と言ってくれます。
医師も看護師も、どちらにも「師」の字が付いています。健康に関するプロフェッショナルであることには変わりありません。ただし、質問は整理してからにしましょう。コミュニケーションにはお互いの分かり易さが必要です。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
お医者さんとのコミュニケーション -「健康ノート」の勧め 2009.6
ある調査によれば、患者さんの満足のほとんどは医師とのコミュニケーション次第だということです。先生が病状を良く聴いてくれて、分かりやすく説明してくれたらうれしい、というわけです。病院やクリニックに行くのは、病気を治したいからですが、安心したいという気持ちも大きいでしょう。先生のお話で納得したいということもあります。
医師・患者間のコミュニケーションで何が問題になるのでしょうか。一つは医師側における“決めつけ”であり、一つは難解な専門用語などです。患者側での問題はないでしょうか。先生に聴いてもらいたいというならば、そのために準備することがあると思います。 正直に言って先生方の態度に問題がある場合も多いのですが、患者さんの側にも責任があるというわけです。
「健康ノート」あるいは「マイカルテ」を作ることをお勧めします。今までにかかった病気や気になる体調のこと(例えば頭痛や体重減少)など最近の検診結果などを1冊のノートにまとめるのです。それから今の症状を簡単にメモっておくのも良いでしょう。何時ごろから、どこに異常が出ているか、熱はどうかなど、です。医師は患者さんの話を聴き、どんな病気かを判断して、必要な処置を決め薬を処方します。ですから患者さんが話される時、出来るだけ情報が整理されていて分かりやすいことが必要なのです。「健康ノート」はきっと役に立ちます。
「健康ノート」は先生への情報データベースになるだけではありません。健康の自己管理という面でも活躍します。仕事でこんな無理をした時にセキが出てとまらなくて困ったことがあったな、成るほど、自分は疲れがこんなところに出るのだな、などと日常的な健康管理に活用するのです。自分自身のことを知ること、それが自分の健康を守る第一歩であり、「健康ノート」に記録していくことはそのための手立てなのです。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾
かかりつけ医”を持とう 2009.3
あなたはかかりつけの先生を持っていますか?
昔は近所の開業医の先生に何でも相談したものです。しかし、現代医学は驚異的な発展を遂げました。専門分化が進んで、病気の種類によっていろいろな専門医療機関にかかるのが普通になりました。専門医ランキング本の類も世に出回っています。医学の発展は頼りになることですが、日々の健康管理にとってはどうなのでしょうか
心身症という言葉を聞かれたことがあると思います。内科の病気かなと思って内科クリニックにかかっても原因ははっきりしない。心の病気が隠されているかもしれないのです。 ご高齢者には、幾つものクリニック・病院をかけ持ちしている方も多いと思います。診察を受ける時、先生に毎日の生活のことや家族の病歴などをお話しできていますか?
こんな時、かかりつけの先生を持っていることが大切なこととなります。「ご両親の既往歴からすると、あなたも同じ病気かもしれませんね」「あなたの仕事からすると、こういった病気の可能性がありますから、専門の先生に診てもらいましょうか」などと、的確な診断、適切なアドバイスをもらえる確率がぐっと高くなります。短い診察時間であっても、あなたの日常的な健康状態や生活背景、家族の病歴などを知ってもらっていたら、正しい診断、処方・処置、そして適時適確な専門医の紹介を受けられる可能性が高まります。
胃腸の専門、心臓の専門、糖尿病の専門などと臓器別・病気別の専門の先生、内科、外科、メンタルクリニックなど診療科別の専門の先生の存在は、看板やホームページで謳ってあります。しかし臓器別・疾患別ではなく「あなたの専門医」は、あなたご自身で見つけて持つ必要があります。かかりつけの先生は、日常の健康相談から専門の病院紹介まで、あなたを熟知し、あなたの健康の入口をキチンと管理してくれる存在です。
大阪市立大学大学院 経営学研究科の特任教授 松村眞吾